人気の戦国武将「大谷吉継」が敦賀市長を表敬訪問 9月3日の「出陣」控え…しかも2人

敦賀まつりに向け意気込みを語る双蝶のギョーブ(左)と大谷吉継の武将キャラクター=8月28日、福井県の敦賀市役所

 敦賀まつりの武将演舞に出演する地元のご当地ヒーロー「双蝶(そうちょう)のギョーブ」と、岐阜県関ケ原で活動する「古戦場おもてなし武将隊関ケ原組」の大谷吉継の武将キャラクターが8月28日、福井県の敦賀市役所に米澤光治市長を表敬訪問した。2人の吉継は「歴史の転換期で戦った武将として、新幹線で転換期を迎える敦賀を盛り上げる」と意気込みを語った。

 武将演舞「大谷吉継 大出陣」は、敦賀まつり(9月2~4日)の3日午前10時~午後1時に同市神楽町1丁目の神楽広場で開かれる。

 双蝶のギョーブは、市民ら有志が地域を盛り上げようとコスチュームを手作りして制作。敦賀城主大谷吉継をモチーフとした戦隊ヒーローで、吉継が「大谷刑部」とも呼ばれることから命名された。SNS(交流サイト)やイベントなどで敦賀をPRしている。

 関ケ原組は古戦場の町の魅力を伝えたいと活動しており、武将演舞では吉継のほか石田三成や島左近の武将キャラクターも参加。ほかに北陸新幹線沿線都市からは真田幸村や上杉景勝、前田慶次郎らも加わる。

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 双蝶のギョーブらは「敦賀は大きな転換期を迎える。敦賀を盛り上げる一助となりたい」「幅広い層の人に楽しんでもらいたい」などと意気込みを語った。米澤市長は「大谷吉継は全国でも大人気の武将。お祭りの舞台で活躍してもらうのを楽しみにしている」と話した。

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