竹田市の魅力、SNSで発信を 市教委が「カメラ女子のための写真講座」【大分県】

渡辺孝行さん(右端)のアドバイスを受けながらモデルの撮影に挑戦する受講者=竹田市竹田の滝廉太郎記念館

 【竹田】趣味で写真を楽しむ女性が増えていることを受け、竹田市教委は22、26日、市内で「カメラ女子のための写真講座」を開いた。

 市中央公民館講座の一環で、技術向上を図るとともに、竹田の魅力を交流サイト(SNS)などで発信してもらおうと開講。8人が受講し、同市の写真グループ「レリーズ」の渡辺孝行さん(55)と佐藤智子さん(56)が講師を務めた。

 初回の22日は座学編。カメラ、スマートフォンなど各自が用意した機材の使い方や構図などを学んだ。

 26日は実践編で、市歴史文化館・由学館を出発して武家屋敷通りや広瀬神社などを巡った。受講者は草花などにレンズを向け、滝廉太郎記念館では浴衣姿の女性をモデルに撮影。竹田荘公園でハート形の雲を発見すると、渡辺さんが「カメラを常に持ち歩けば、シャッターチャンスに巡り合う時がある」と助言した。

 参加した市内久住町久住の団体職員山本愛さん(47)は「見慣れた景色も切り取り方、視点によって作品に変わることが分かった。竹田に多くの人が訪れるよう発信したい」と話した。

 受講者や講師の作品はインスタグラム「竹田カメラ女子部」で公開する。

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