ドジャースの右腕ゴンソリンがトミー・ジョン手術 来季全休が濃厚

日本時間8月29日、ドジャースは右前腕の炎症で戦列を離れている先発右腕トニー・ゴンソリンがトミー・ジョン手術を受けることを発表した。球団の発表によると、手術は日本時間9月2日にニール・エラトラシュ医師によって行われるという。ゴンソリンは日本時間8月20日に右前腕の炎症により15日間の故障者リスト入り。その後、今季の残り試合は登板しないことが明らかになり、日本時間8月28日に60日間の故障者リストへ移されたばかりだった。

現在29歳のゴンソリンはメジャー5年目の今季、ここまで20試合に先発して103イニングを投げ、8勝5敗、防御率4.98、82奪三振を記録。左足首痛で開幕から4週間ほど出遅れ、復帰後も精彩を欠くパフォーマンスが続いていた。昨季は開幕11連勝をマークするなど、16勝1敗、防御率2.14の好成績を残し、オールスター・ゲーム初選出も果たしたが、今季は防御率が大きく悪化するなど、自己ワーストのシーズンとなってしまった。

メジャー最初の4シーズンで防御率2.51をマークしたゴンソリンだが、故障の多い投手としても知られており、100イニング以上を投げたのは昨季(130回1/3)が初めて。昨季も右前腕痛で8月下旬から1ヶ月以上戦列を離れたため、16勝を挙げながらも規定投球回には届かなかった。2021年も右肩の炎症で2度戦列を離れており、先発ローテーション定着を期待されながらも55回2/3しか投げられなかった。

トミー・ジョン手術からの復帰には、通常12~18ヶ月を要すると言われており、ゴンソリンが来季終盤に戦列復帰する可能性はゼロではないものの、来季全休となる可能性が極めて高い。ゴンソリンは「スーパー2」として今季から年俸調停権を取得し、2年665万ドルの契約を結んだが、残念ながら2年契約の期間中にもう1度メジャーのマウンドに立つ可能性は低そうだ。手術後は2025年シーズンの復帰に向けてリハビリを進めていくことになるだろう。

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