ドンチッチが平均35.5得点で現在1位、日本はホーキンソンが平均リバウンド1位に【W杯バスケ】

ドンチッチが35.5得点で平均得点1位

8月28日、「FIBAワールドカップ2023」はファーストラウンド8試合を行い、各チームが2試合を終えた。グループF、スロベニア(FIBAランク7位)はジョージア(同32位)に88-67で勝利し、セカンドラウンド進出を決定。34得点、10リバウンド、6アシストをマークしたルカ・ドンチッチ(スロベニア)は、まだ2試合ではあるが、35.5得点で平均得点1位となっている。

ジョージア戦の1Q、ドンチッチはフリースローでこの試合初得点を奪うと、3Pシュートでファウルをもらってフリースロー、レイアップで得点。さらにスティール、アシストもマークと活躍。1Qだけで12得点、2リバウンド、2アシスト、2スティールをマークし、相手から6ファウルを引き出す。2Qはドンチッチの3Pシュートがスロベニアの初得点に。ベンチに座る時間もあったため、7得点、3リバウンド、1アシストに終わったが、ハーフタイムの時点で19得点をマークした。チームはこの2Q29-16としてハーフタイムで45-33と2桁のリードを作ると後半も反撃を許さず、勝利となった。

初戦のベネズエラ戦で37得点(7リバウンド、6アシスト)を奪っているドンチッチは、2戦続けての30点オーバー。大会によると、21世紀以降のワールドカップ(大会名が世界選手権時代含む)で連続30得点を記録したのは、2010年大会のルイス・エスコラ(スペイン)、ケビン・デュラント(アメリカ)、そして2002年大会のラリー・アユーソ(プエルトリコ)に続いて4人目になるという。4Q終盤、フリースローではMVPチャントも巻き起こったドンチッチ。得点だけでなく、見事なアシストも披露し、リバウンドでも2桁を奪っているのだから、MVP級であることは間違いない。残る試合でのパフォーマンスも楽しみである。

また、平均リバウンド数ではジョシュ・ホーキンソン(日本)が14.5本でトップ、平均アシスト数ではトレモント・ウォーターズ(プエルトリコ)が10本でトップとなっている。

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