鍛えた肉体とたぎる思いで勝ち取る ボディービルの全国大会 沖縄出身者らが2位などに輝く

 ボディービルの第34回ジャパンオープン選手権(日本ボディビル・フィットネス連盟主催)で2位に輝いた仲泊兼也(ともや)(50)と、日本クラシック選手権(同主催)で2位入賞に加え、ベストアーティスティック賞を射止めた豊田純也(38)がこのほど、那覇市の琉球新報社を訪れた。大会成績を報告し、これからの抱負を語った。大会はいずれも大分県別府国際コンベンションセンターで開かれた。

 北谷町出身の仲泊は「上位は若い人たちばかり。見た目勝負のなかで、舞台の照明や立ち位置など50歳の自分にできる工夫を考えて挑んだ」と鍛え上げた肉体とたぎる思いで勝ち取った2位だった。

 岐阜県出身で浦添市でトレーニングスタジオを営む豊田は「21年も同じ2位だったので悔しい。腕、足回りのサイズを太くして臨んだが優勝に届かなかった。アジア大会にも挑戦し、次は1位を狙う」と飽くなき向上心を見せた。1分間の持ち時間でさまざまなポージングで芸術性を競う「アーティスティック賞」も受賞し「本当にうれしい」と喜んだ。

 仲泊は「9月に全日本のクラス別大会の75キロ級に出場し、上位を目指す」と意欲をみなぎらせた。

 (大城三太)

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