工藤阿須加 『楽しい農園生活』で生ニンニク1万株を栽培 その味に思わず「優勝」

俳優の工藤阿須加が8月28日放送の『有吉ゼミ』に出演し、東京農業大学時代からの夢『巨大農園』を作る企画『工藤阿須加 楽しい農園生活』で約1万株のニンニクの栽培に挑んだ。ニンニクは、師匠・井上さんの看板野菜で、いわば工藤が一人前の農家になるための最終試験ともいえる。

今回、工藤が作るニンニクは、『上海嘉定種(しゃんはいかていしゅ)』という種類で真っ白な粒と強い香味が特徴。まずは、それぞれの大きさに差が生まれてしまうのを防ぐため、1万株の種球を1日で植え込んでいく作業を進めていくが、これがかなりの重労働。お笑い芸人・とにかく明るい安村、もう中学生らも「今日中に1万株やらないといけない?」「終わりが見えない」と言葉を漏らしながら作業を進め、この植え付け作業にかかった時間はなんと9時間。スタジオからも「9時間!?」「素晴らしい」と大変な作業をやりきったメンバーに対し、感嘆の声があがった。

ニンニクは冬を越させて育てることで、デンプンが糖に変わりうまみが増す、いわゆる越冬野菜であり、冬を前にやる作業も多い。1万株の根本に生える雑草の除去や、防寒のためのマルチシートが風で飛ばされないように、土をかぶせていく作業などを行っていく。土をかぶせる作業は特にハードで、安村も「やばいって、この作業」と思わず口にするほどであった。その後も工藤は、仕事の合間を縫って足繁く農場に通い、ニンニクが冬を越せるよう必要な作業を行った。

さらに、工藤らは収穫を前に追肥を行うべく、スーパーで廃棄される魚のアラを譲り受け、木酢液(木を炭にするときに取れる液体)と刻んだアラで肥料を手作りした。できた液肥を発酵させ、水で希釈したものをニンニクの畑に散布。これによってニンニクの出来も大きく変わるということを聞くと安村も「俺も赤ちゃんのとき、これかけてほしかったな」とコメントし、出演者らの笑いを誘った。

そして種植えから8か月後、愛情をかけて育てたニンニクの収穫時期がやってきた。さっそく掘り起こしてみると、「でか!玉ねぎみたい!」と安村も驚くほど大きなニンニクが姿を現した。希少な生ニンニクを刺身にしてその場で食べることに。生ニンニクを口にした工藤は、大きく目を見開いてうなずき、「生ニンニクは水分量が100%なので、瑞々(みずみず)しくて甘みと辛味も全然変わってくるんですよ」と解説。続いて試食した師匠から「バッチリです。食味完璧ですね」とお墨付きをもらった工藤が静かに何度もガッツポーズをするシーンもあったが、その直後に工藤から「ここからが問題です。今日、1万株、全掘りします!」と驚きの宣言に安村からは「クレイジーだよ」と思わず弱音が出た。

なんとか1万株(約700㎏超え)のニンニクを1日で収穫するという重労働を無事終えた、工藤、安村、もう中学生らに『丸ごと生ニンニク炊き込みご飯』が振る舞われた。工藤も「優勝」とその味を絶賛。さらに、ほぐした生ニンニクと牛肉を香りが立つまで炒(いた)め、ニンニクの芽を加えて煮込んだ『スタミナ抜群スペシャルカレー』を炊き込みご飯と一緒に味わうことに。もう中学生は口に運んだ瞬間「うわ!うまっ!」と反応し、「カレーの旨味とかコクがギュッとさらに増す感じ」とその味をリポート。その美味しさにここまで頑張ってきた工藤に、その場にいた全員から拍手が贈られた。

スタジオにもニンニクの炊き込みご飯が登場し、出演者たちもその味を大絶賛。お笑いタレントの博多大吉も「このご飯、うまみすごくないですか?」と驚きの表情を見せた。改めて工藤は「安村さん、もう中さん。本当みなさんのおかげで。僕は今回、すごい満足しています」と笑顔で振り返った。

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写真提供:(C)日テレ

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