マスクの着用を拒んで航空機から降ろされた呉市議会の 谷本誠一 元議員が降機命令の取り消しと損害賠償1円を求めた裁判で、広島地裁は29日、谷本元議員の訴えを退ける判決を言い渡しました。
訴えによりますと、谷本元議員は2月、釧路空港発のAIRDOが運航する旅客機の中で、乗務員からマスクの着用を求められました。出発時刻からおよそ50分過ぎたところで機長名の命令書を交付され、臨場した警察官からも「降りなければ執行しますよ」などと言われたため旅客機から降りたとしています。
谷本元議員は、航空機の中でマスクの着用を執拗に求める行為は違法であり、それに基づいた降機命令は違法性を帯びるとして、AIRDOと釧路警察署に対し、命令の取り消しと合わせて1円の損害賠償を求めていました。
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