緊急地震速報、運用改善へ 揺れの「過大予測」を低減

気象庁の庁舎

 緊急地震速報について、気象庁は29日、揺れの過大予測を低減するため、震源の推定方法を改善すると発表した。これまでは、複数の場所で同時に地震が起こると、同一のものと判断して地震の規模であるマグニチュード(M)を大きめに予測してしまうことがあったが、違う地震として処理できるようになる。9月26日午後から新たな運用を開始する。

 緊急地震速報は、震源に近い地震計の観測データを基に、各地の揺れを予測し発表するシステム。2007年10月から一般向けに提供を始めた。

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