外国人の入境で新型コロナ検査を撤廃

中国本土では8月30日から外国人が入境する際の新型コロナ検査の要求が撤廃される。29日付香港各紙によると、国務院外交部の汪文斌・報道官は28日、中国への訪問者は30日から入境前に新型コロナのPCR検査または抗原検査を行う必要はなくなると発表した。現在、香港・マカオ住民が本土に赴く際は新型コロナの検査証明を提出する必要はない。ただし税関の健康申告(俗称「黒コード」)に従って出入境しなくてはならない。そのほかの中国への訪問者は入境前の48時間以内に抗原検査またはPCR検査を行い、陰性証明を持っていなければ入境できない。本土では今年1月から「動態清零」政策を緩和した。アナリストは今回の措置が中国への国際ビジネス活動と観光旅行のさらなる推進に有利になるとみている。

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