携帯発電機「屋内は厳禁」 CO中毒の恐れ、死亡も

 製品評価技術基盤機構(NITE)などは29日、災害用に置く家庭が増えている携帯発電機に関し、屋内など換気が不十分な環境で使うと一酸化炭素(CO)中毒の恐れがあるとして注意喚起した。担当者は「排ガスで死に至るケースもある。正しい方法で安全に利用してほしい」と説明。9月1日の防災の日を前に、消費者庁、経産省と合同で発表した。

 NITEによると、2013年4月~23年8月の集計で携帯発電機の事故は17件あり、9人が死亡した。家屋や建物内だけでなく自動車やテント内での使用も厳禁。野外でも、排ガスが建物内に流入しないよう、出入り口や窓から離れた風通しの良い場所に置くことが必要だという。

© 一般社団法人共同通信社