6万円ふるさと納税→みどりの窓口の機械で切符発券体験 青森・弘前市

「マルス」体験のイメージ。駅員が実際に操作している端末で好きな切符の発券を体験できる(JR秋田支社提供)

 青森県弘前市は、JRのみどりの窓口で使われている切符発券機「マルス」の操作体験をふるさと納税の新たな返礼品とし、29日から寄付の受け付けを始めた。ルートや日程を自由に設定した切符を自分の手で発券できるのが魅力。市担当者は「鉄道好きからコアなファンまで幅広く喜んでもらえるのでは」と期待する。

 共同開発したJR秋田支社によると、マルス操作体験がメインとなる返礼品はJR東日本初。窓口で実際に使われている機器を操作し、切符を発券する。全国の路線を一筆書きで巡ったり、何日もかけて数千キロ移動したりする切符も作成可能。車両の写真や難読駅名などから正解のルートを考え、発券するゲームも体験できる。発券した切符はコピーを持ち帰れる。

 寄付額は6万円。弘前駅が会場で、9月16日と10月7日に各6人ずつ体験できる。申し込みは「JRE MALLふるさと納税」のサイトから。市広聴広報課の佐藤有輝主事は「これまでにない体験をしに全国から来ていただき、観光も楽しんでほしい」と話している。

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