中国海南省政府は28日、香港で９月に最大で50億人民元（約1,005億円）のオフショア人民元建て地方債を発行し、香港取引所（ＨＫＥＸ）に上場すると発表した。同省が香港で地方債を発行するのは２年連続。
発行するのは２年物、３年物、５年物。うち２年物は資金使途をサステナブル（持続可能）な社会づくりに限定したサステナビリティーボンド、３年物は生物多様性関連用途のグリーンボンド（環境債）、５年物は海洋環境の保全や持続可能な漁業などを用途とするブルーボンドとする。
海南省政府によると、調達資金は医療や教育などの民生保障、環境モニタリングや海洋環境保護などに投じられる。具体的な発行手順は改めて発表する。
同地方債の取扱金融機関は◇中国銀行（香港）◇交通銀行香港支店◇中国国際金融香港証券◇中国工商銀行（アジア）◇スタンダード・チャータード銀行（香港）◇香港上海銀行（ＨＳＢＣ香港）◇みずほセキュリティーズアジア——など22行・社となる。
