「インサイダー疑い」日本製麻が特別委 ゴーゴーの株購入調査

 日本製麻(神戸市、本店砺波市)は29日の取締役会で、同社株の買い付け行為が、取締役の関与によるインサイダー取引の疑いがあるとして、特別調査委員会を設置したと発表した。ゴーゴーカレーグループ(金沢市)による株の買い付けを調査するとみられる。

 ゴーゴー会長の宮森宏和氏が日本製麻の社長を務めていたが、21日の取締役会で解職され、取締役に降格している。背景には宮森氏と、日本製麻取締役4人の対立があるとされる。

 特別委は利害関係のない弁護士1人と、取締役2人で構成するとした。

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