ヤンキースがドナルドソンを解雇 2015年MVPも37歳で衰え隠せず

日本時間8月30日、ヤンキースは37歳のベテラン三塁手ジョシュ・ドナルドソンを解雇したことを発表した。ブルージェイズ時代の2015年にア・リーグMVPに輝くなど、メジャー通算276本塁打の実績を持つドナルドソンだが、今季はハムストリングやふくらはぎの故障に悩まされ、出場はわずか34試合だけ。打撃練習を開始するなど順調に回復しており、9月中旬に戦列復帰できる予定だったが、プレーオフ争いから脱落したヤンキースは解雇することを選択した。

今季のドナルドソンは34試合に出場して打率.142、10本塁打、15打点、OPS.659という成績。開幕直後に右ハムストリングを痛めて2ヶ月近く戦列を離れ、後半戦開始直後には右ふくらはぎを痛めて再離脱していた。すでに打撃練習を開始しており、アーロン・ブーン監督は「(ドナルドソンが復帰可能になる9月中旬に戻ってくる)可能性はある」と話していたが、若手有望株のオスワルド・ペラザやエバーソン・ペレイラを起用して来季を見据えた戦いをするなかで、ドナルドソンの居場所はないとの判断に至ったようだ。

ドナルドソンは今後FAとなり、新たに契約してくれるチームを探すことになる。もし9月1日(現地時間)までに移籍が決まれば、プレーオフに出場することも可能だ。ブーン監督は「基本的には、今回の動きは正しいと感じている。彼に選択肢を与えることができるし、他のチームと契約できる可能性もあるからね」とドナルドソンのために下した決断であることを強調した。

現在37歳のドナルドソンは、2022年3月にゲーリー・サンチェス、ジオ・ウルシェラとのトレードでアイザイア・カイナー=ファレファ、ベン・ロートベットとともにツインズからヤンキースに加入。昨季は132試合に出場したが、打率.222、15本塁打、62打点、OPS.682という実質的に自己ワーストの成績に終わり、今季もわずか34試合の出場にとどまるなど、ヤンキースに在籍した2シーズンでチームの期待に応える働きを見せることはできなかった。

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