「県民総ぐるみで安全安心なまちづくりを」 栃木県誕生150年記念安全安心シンポジウム

 県民総ぐるみで安全で安心して暮らせるまちづくりを目指そうと29日、栃木県誕生150年記念安全安心シンポジウムが開かれました。

 シンポジウムでは今シーズン、バスケットボールBリーグの宇都宮ブレックスに加入した村岸航選手がSNSなどで安全安心について発信するアンバサダーに任命され、都合で来場できなかった村岸選手の代わりにマスコットキャラクターのブレッキーに任命書が手渡されました。

 そして、一般市民ができる防犯をテーマに全国でセミナーなどを行っている武田信彦さんが講演を行いました。武田さんは、ウォーキングや買い物など日常生活の中で子どもたちを見守る「ながら見守り」など地域ぐるみでの犯罪の起こりにくい環境作りが大切だと話しました。また、パネルディスカッションでは県内で活動する防犯ボランティアなどが自分たちの取り組みについて発表し意見交換しました。

 県警察本部によりますと、県内の刑法犯の認知件数は2004年から19年連続で減っていましたが、今年(2023年)に入り増加に転じ7月末までに前の年の同じ時期と比べ1.4倍に増加しているということです。

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