福祉功労者を表彰と地域社会づくりを目指す「県民福祉宣言」採択 栃木県民福祉のつどい

 福祉の分野で活躍する人たちの功績を称えるとともに、栃木県民に福祉への関心を高めてもらおうと、宇都宮市で29日に「栃木県民福祉のつどい」が開かれました。

 「栃木県民福祉のつどい」は、世代や障がいのあるなしにかかわらず、県民みんなが福祉について考え、障がいのある人や高齢者などの社会参加の促進を図ろうと、毎年開いているもので、今年で29回目です。

 この日のつどいには、障がい者団体や福祉団体の関係者ら約150人が出席しました。初めに、福田富一知事が「だれ一人取り残さず、地域共生社会の実現を目指し、より一層の福祉行政を推進していきますので、協力をお願いします」とあいさつしました。

 続いて障がいを乗り越えて自立している人や、地域の社会福祉への功労者など、合わせて430の個人と団体が表彰され、このうち代表23人に福田知事などから表彰状が手渡されました。

 最後に県民一人一人が自立し安心して、誇りを持って住み続けることのできる地域社会づくりを目指して「県民福祉宣言」が採択され、出席者たちはさらなる福祉の向上を誓っていました。

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