長崎くんちの踊町 鈴木市長らが稽古を訪問、激励 「これまでの成果披露して」

鈴木市長(左から3人目)らが見守る中、稽古する子どもたち=長崎市、諏訪神社

 諏訪神社(長崎県長崎市上西山町)の秋の大祭「長崎くんち」(10月7~9日)を前に、鈴木史朗市長と長崎伝統芸能振興会(森拓二郎会長)の役員らが28日、市内で稽古に励む踊町を訪れ、出演者を激励した。
 今年の踊町と演(だ)し物は▽桶屋町「本踊」▽船大工町「川船」▽丸山町「本踊」▽本石灰町「御朱印船」▽栄町「阿蘭陀(おらんだ)万歳」▽万屋町「鯨の潮吹き」。
 同神社では夕日が境内を照らす中、桶屋町の稽古を見学した。鈴木市長は「個人的には30数年ぶりのくんち。皆さんには多くの苦労があったと思う。これまでの練習の成果を披露してほしい」とあいさつした。
 その後、子どもたちが本踊を披露。桶屋町くんち奉賛会の白山光男さん(67)は「今年のくんちはどうなるか分からなかった。本番では立派な奉納を見てもらいたい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社