ファティがバルサ退団を検討… 移籍先候補にチェルシーとトッテナム

[写真:Getty Images]

バルセロナのスペイン代表FWアンス・ファティ(20)が新たな挑戦を視野に入れているようだ。スペイン『Relevo』が報じている。

カンテラ出身の逸材であり、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシから背番号「10」も受け継いだファティ。近年はケガなどもあってトップフォームから遠ざかり、ほとんどケガなく過ごした昨シーズンもラ・リーガでの先発出場数は12試合にとどまった。

今夏のプレシーズンではミラン戦でゴラッソを叩き込むなど好調をアピールしたファティだが、今シーズンも始まってみればここまでの3試合は全て途中出場。プレータイムでは、2試合に先発している16歳のU-19スペイン代表FWラミン・ヤマルにも遅れを取っている。

クラブの厳しい財政事情もあり、今夏は放出候補にも挙がっていたファティだが、これまでは頑なにバルセロナ退団を拒んできた。しかし、現在は出場機会を求め、オファーに耳を傾けることを望んでいるという。

代理人のジョルジュ・メンデス氏もファティの移籍を進めようとしているようで、現時点ではチェルシーとトッテナムへの移籍が有力な選択肢になるとのこと。完全移籍とレンタル移籍の両方が検討されているようだが、多くの移籍金を残してクラブを去ることになれば、財政的な面でバルセロナを救うことになりそうだ。

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