点字投票者に用紙交付ミス 一関市選管、知事選の期日前投票

 一関市選管は29日、知事選の期日前投票で、点字投票を申し出た有権者1人に、点字用ではなく一般の投票用紙を誤って交付したと発表した。

 市選管によると同日午後2時ごろ、市役所に設けた知事選と県議選の期日前投票所で知事選の点字用紙を交付する際、担当者が誤って一般用を点字器に備え付けて渡した。投票後にミスに気づき、その後の県議選投票は点字用を渡した。

 申し出を受けた担当者の意識が点字器の交付に集中するあまり、用紙への注意がそがれたとみられる。点字投票は一般よりも厚い用紙に点字器を使って記入する。今回、点字用ではなかったが、所定の用紙だとして投票の無効化はしない。

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