戻った人出、増えた飲酒運転 岩手県警独自の検問、店と連携も

盛岡市内で車を止め、呼気検査を行う盛岡西署員

 岩手県内で飲酒運転の摘発が増えている。県警によると、1~7月の摘発は210件で、前年同期比51件増。既に昨年1年間の8割に達した。県警は危機感を強め、一斉取り締まりのほか、各署が独自の検問も展開。新型コロナウイルス感染症の5類移行後、人出が戻った繁華街では飲食店や関係団体も連携し、啓発に力を入れている。

 県警は今月、県内一斉の飲酒運転取り締まりを早朝から実施。午前5~10時ごろ、過去に摘発件数が多い場所を中心に県内18カ所で検問を設置し、呼気検査を行った。

 県警交通企画課によると、飲酒運転の交通事故は6月末時点で10件。前年同期を4件上回る。

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