農産物直売所のイメージ図公開 上峰町中心市街地再開発事業

上峰町の大型商業施設跡地に整備を計画している農産物直売所のイメージ図

 三養基郡上峰町の大型商業施設の跡地で再開発事業を進めている合同会社「つばきまちづくりプロジェクト」は29日、跡地に整備する農産物直売所のイメージ図を公開した。直売所にはフードコートや観光案内所なども備え、2025年3月のオープンを目指す。

 施設は2階建てで、木材やガラスをふんだんに使った造りが特徴的。23年度内の着工を目指す。

 佐賀市などでフルーツ専門店を営む「果実工房 新SUN」(中島新太郎社長)に管理を委託。地元の農産物のほか、総菜やパンなどが購入でき、テナントは約10店舗を予定する。隣接する公園ではバーベキューが楽しめるようにするなど、新たな交流拠点となるよう整備計画を立てている。

 中島社長は「50年近く野菜や果物の流通に関わった経験を生かして、誰もが笑顔になれる施設を目指したい」と話した。合同会社の広報担当の永山徹さんは「ただ物を売るだけではなく、町内外の生産者も集える場にしたい」と述べた。(井手一希)

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