「佐賀の八賢人おもてなし隊」11周年公演 9月3日、大隈重信の寸劇上演

11周年を記念して公演する「幕末・維新 佐賀の八賢人おもてなし隊」(提供写真)

 佐賀の歴史を寸劇で伝える「幕末・維新 佐賀の八賢人おもてなし隊」(谷口文章代表)が9月3日、11周年記念公演を佐賀市の佐賀城本丸歴史館で開く。八賢人の一人に数えられる大隈重信(1838~1922年)にまつわる五つの演目を上演する。観劇無料。

 総理大臣を2度務めた大隈の生誕から185年がたつことから、鉄道敷設を描いた「通せんぼ」など、大隈の幼年期から壮年期までの逸話を伝える寸劇を集めた。レギュラーメンバーの他にゲスト出演者も交えた14人の演者が、午前10時、同11時半、午後1時、同2時半、同4時からそれぞれ異なる演目を上演する。

 おもてなし隊は2012年9月から、毎週日曜に同館で寸劇を上演している。公演はコロナ禍での休演を挟み通算553日続いていて、今年7月に延べ9万4千人の動員を達成した。

 大隈を演じる青柳達也さん(48)は「あまり上演機会のないレアな演目もあり、大隈について1日で多くのことを学べる」と話す。各公演の先着50人に、刻印入りのオリジナル丸ぼうろをプレゼントする。問い合わせは青柳さん、電話080(6446)7186。(花木芙美)

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