「ONE PIECE」題材に特別授業 旭ケ丘小(青森・八戸市) 集英社など企画で

将来の夢などを表現した海賊旗を作る旭ケ丘小の児童=29日、八戸市

 人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」を題材に将来について考える特別授業「MEET THE “ONE PIECE”47 ワンピースの時間」が29日、青森県八戸市の旭ケ丘小学校で開かれた。5年生27人が、夢や目標を思い思いに表現した自分だけの“海賊旗”を制作した。

 授業は、ワンピースを連載中の「週刊少年ジャンプ」を発行する「集英社」などが実施するキャリア教育の一環で、47都道府県の各1校で開いている。同校の三浦正教務主任が、身近な漫画を通して夢を自分の中で確立してほしい-との思いで応募し、実現した。

 児童はまず、将来の夢や自分の好きなものを付箋に書き出し、グループに分かれて付箋の内容を基に互いの長所などを発表し合った。最後に、骸骨があしらわれた黒地の海賊旗に色とりどりのペンで自分の夢を表現。「プロバスケットボール選手になりたい」という男子児童は、好きな選手のユニホームやボールを描いていた。

 花や種を描いた磯嶋未央(みお)さんは「たくさんの種類の花を育てたい。自分の夢をしっかり表現できた」と話した。

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