トランプ前米大統領、マグショット顔をリハーサルしていた!? しかめ面は「脅しに屈しない」意思と専門家

ドナルド・トランプ前米大統領が被告人としての顔写真であるマグショット撮影に向けて、その顔をリハーサルしていたという。24日、2020年の大統領選結果を覆そうとした容疑で起訴され、ジョージア州アトランタのフルトン郡拘置所に出頭した際にマグショットを撮られたトランプ氏、そのしかめ面は「脅しに屈しない」という意思を世界に示したものだと行動学の専門家は話している。

トランプ氏の行動がアメリカに与える影響を研究した、英ケント大学で心理学を教えるベンジャミン・ルイシュ博士は、2024年大統領選の共和党候補指名の先頭を走る同氏は、マグショットの顔を「かなり練習した」ようだとした上で、「彼の表情は、非常に計算されているように見えます。とっさの表情ではなく、むしろ恐らく彼を支持する人々に向けたメッセージを伝えるために注意深く作られたものでしょう」「充血した目や少し乱れた髪など、彼の表現には、いくらか苦悶の面があり、すでに地獄を通ってきたことを示しています」と説明した。

そして同博士は、そのマグショットが数々のスキャンダルに見舞われているトランプ氏が「スポットライトを再び浴び、自身が政治上のライバルから不正に迫害されているというナラティブを拡大する」「素晴らしい機会」だと続けた。

一方トランプ陣営は、同氏がXに投稿したそのマグショット写真を使ったTシャツなどのグッズを販売している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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