チェルシー、やっぱりフェリックスを連れ戻す? 監督が望まず一度撤退も、攻撃陣の補強が上手くいかず再検討へ

[写真:Getty Images]

今夏の去就が注目を集めるポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(23)だが、チェルシーに復帰する可能性が残っているようだ。イギリス『90min』が伝えた。

ポルトとベンフィカで育った逸材は、2019年7月にベンフィカからアトレティコへ1億2700万ユーロ(約198億3000万円)の巨額の移籍金で加入した。

しかし、アトレティコでは期待に応えられているとは言えず、公式戦131試合で34ゴール18アシスト。ディエゴ・シメオネ監督との関係もあり、2022-23シーズンの後半はチェルシーへとレンタル移籍に出されていた。

チェルシーではプレミアリーグで16試合4ゴール。チャンピオンズリーグで4試合に出場も、レンタルバックが決定。買い取る意思を見せなかった。

ただ、フェリックスはアトレティコに居場所がなく、今季も開幕3試合で出番なし。本人はバルセロナへの移籍希望を明言しているが、深刻な財政難を抱えるバルセロナは獲得に動ける状況ではなく、現在はマンチェスター・シティのポルトガル代表DFジョアン・カンセロの獲得を優先している。

バルセロナは攻撃陣の売却にも動いており、スペイン代表FWアンス・ファティ、スペイン代表FWフェラン・トーレス、ブラジル代表FWハフィーニャを現金化したい状況。ただ、フェリックス獲得への動きは何も決まっていない。

今季から指揮を執るマウリシオ・ポチェッティーノ監督はフェリックスの獲得を希望せず、クリエイティブなストライカーを獲得したいと熱望。ただ、獲得に動く選手をことごとく拒否されており、フェリックスの連れ戻しも検討し始めたとのことだ。

最終的な決断はポチェッティーノ監督が望むかどうかに委ねられるようだが、果たして苦境のフェリックスに救いの手は差し伸べられるだろうか。

© 株式会社シーソーゲーム