ロシア6州に無人機攻撃 ウクライナ、最大規模か

ロシア軍の攻撃を受けたウクライナ北部キーウ州の現場で作業する救助当局者ら=30日(ウクライナ非常事態庁提供・ロイター=共同)

 タス通信などによると、29日深夜から30日未明にかけて、ロシア北西部プスコフ州やウクライナ国境の西部ブリャンスク州、モスクワ州など計6州にウクライナの無人機(ドローン)攻撃があった。昨年2月の侵攻開始以来、ロシア領内に向けられた無人機攻撃としては最大規模とみられる。

 プスコフ州西部の空港では、駐機していた軍の大型輸送機イリューシン76が少なくとも2機損傷し火災を起こした。同空港は終日、民間機の発着を取りやめた。

 ブリャンスク州には4機以上の無人機が飛来、防空システムで撃墜された1機が連邦捜査委員会の建物にぶつかり屋根などが損傷した。ボゴマス州知事はテレビ塔が狙われたと表明した。

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