市教委がいじめを「重大事態」と認識も調査せず 被害者は不登校に

2017年に愛媛県新居浜市で男子中学生が同級生からいじめを受け、学校などが重大事態として認識していたにも関わらず、調査するなどの対応をとっていなかったことが分りました。

新居浜市教育委員会によりますと、2017年に市内の中学校で当時2年生の男子生徒が同じ部活動に所属する複数の同級生から暴力や暴言などのいじめを受け不登校になり、更に自宅マンションから飛び降りようとしたということです。

いじめ防止対策推進法では、自殺を図ろうとするなどいじめで子どもの心身に重大な被害が生じた疑いのある場合、学校などが重大事態として調査し、結果を踏まえ必要な措置を取るよう定めています。
しかし、学校と市教委は当時、重大事態と認識していたにも関わらず、調査しなかったということです。

当時、市教委の事務局次長だった高橋良光教育長は「事実関係を確認し今後どうするか考えたい」と話しています。

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