新雑誌「ゴルビー」創刊 元ソ連大統領一周忌に

ゴルバチョフ元ソ連大統領

 ロシアの独立系紙「ノーバヤ・ガゼータ」は30日、故ゴルバチョフ元ソ連大統領の一周忌に当たる同日、新たな雑誌「ゴルビー」が創刊されたと通信アプリで伝えた。同氏が提唱し、東西冷戦を終結に導いた「新思考」の意義を改めて強調する内容という。

 新雑誌は紙の印刷で計108ページ。ノーバヤ・ガゼータのリプスキー副編集長を編集長として「同志」の記者らが発行に加わった。編集部は、ロシアのウクライナ侵攻などを念頭に「多くの犠牲者と地球規模の破壊をもたらす時代遅れの見解から脱するため」、ゴルバチョフ氏の新思考がますます大きな意味を持ちつつあると説明している。雑誌はインターネット経由の販売となる。

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