厳しい残暑が続いています。
学校やスーパーでは”異例の対応”をとるところもありました。
■子どもたち「プール最高~!」
30日も強い日差しが照りつけた呉市内のプールです。呉市の公立学校は31日まで夏休み…。最後の思い出づくりを楽しむ子どもたちでにぎわいましたがプールサイドの気温は「43度」を超えていました。
■利用客(保護者)
「今年の暑さは異常なので公園で遊ぼうと思っても遊べないので水辺で遊んでいます」
■利用客(子ども)
「涼しい!冷たかった!」
このプールの人出は例年の倍以上だと言います。県内では30日も17の観測地点で最高気温が30度を超え、福山市では35度の猛暑日になるなど各地で厳しい残暑となっています。
この残暑に広島市内のスーパーも対応します。
■金丸真帆リポート
「カボチャ、れんこん、サツマイモ。秋の味覚がスーパーに並ぶ季節になりました。ですがこちらには本来であればこの時期売り場が縮小されるそばやそうめんが並びます」
例年は、店頭に秋が旬の果物や野菜が並び始めると夏の人気商品は徐々に売り場を縮小します。
しかし、ことしは「冷たい麺類」や「なすの煮浸し」をそのまま店頭に並べています。
■買い物客
「冷やしそうめんとか冷やし中華とか余りご飯類たべたくないのどごしがさっぱりしたいからね」
「そうめん食べたりね(暑さに負けないように)肉や刺身食べたりタンパク質とって」
この夏「冷たい麺類」や「アイス」は例年の1.2倍。「スイカ」は1.5倍も売り上げました。このスーパーでは9月以降も「夏もの」と「秋もの」を揃えて残暑に対応するとします。
■ゆめマート二葉の里 堀江元気副店長
「どういったものが売れているのか見ながらそのときそのときで売り場を変えてお客様に提供できたら」
こちらは、広島市中区の袋町小学校。
先週から授業を再開しましたが、31日までは6時間の授業を4時間に短縮しています。
■先生「きょうも暑いので 今お茶をがぶがぶ飲んでください」
授業の短縮は夏休み明けの学校生活と厳しい残暑に少しずつ慣れてもらおうと”異例の対応”です。給食のあとは校庭で遊ぶことなく下校します。
■袋町小学校 三吉和恵校長
「昼休憩をなしにして早めに下校し一日の疲れを取って次の日元気にこられるようにしている」
袋町小学校では「昼休み」を中止して早めに下校する取り組みを9月中旬まで続けるとしています。厳しい残暑は9月に入ってもなかなか収まりそうになく、体調管理には引き続き注意が必要です。
(2023年8月30日放送)