【インド】23年4~6月のFDI、21%減の175億ドル[経済]

インド商工省によると2023/24年度第1四半期(23年4~6月)の海外直接投資(FDI)流入額は、前年同期比21.4%減の175億6,700万米ドル(約2兆5,700億円)だった。前期比では13.4%増加した。

第1四半期の株式市場への資金流入は109億4,900万米ドルで、FDI全体の約62%を占めた。

投資元の国別ではシンガポールが29億9,100万米ドルで最大。これにオランダが15億2,800万米ドル、日本が12億400万米ドル、米国が10億7,300万米ドル、モーリシャスが9億5,800万米ドルで続いた。

投資先をセクター別に見ると、金融・銀行・保険や非金融、研究・開発なども含まれる「サービス」が25億4,600万米ドルで最も多かった。次いで、「コンピューターソフトウエア・ハードウエア」が9億6,800万米ドル、「建設(インフラストラクチャー)」が8億3,000万米ドル、「貿易」が5億2,500万米ドルの順。

いずれも前年同月から大幅に減少し、サービスは70.8%減、コンピューターソフトウエア・ハードウエアは89.7%減、建設は51.3%減、貿易は89.0%減となっている。

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