【カンボジア】中銀が為替介入へ、米ドル高に対処[金融]

カンボジア国立銀行(中央銀行)は29日、外国為替市場での現地通貨リエルの需要低迷と米ドル高に対処するため、為替介入を実施すると発表した。クメール・タイムズ(電子版)が30日に伝えた。

中銀は、観光産業が閑散期を迎えたことなどがリエルの需要減少を招いていると指摘。リエルの価値を維持し、国民の購買力を確保するため、為替介入など必要な金融政策を実施すると述べた。

中銀はリエルの対米ドルレートを安定化するため、一定の変動幅の範囲内でレートを変動させる管理変動相場制を採用している。

リエルの対米ドルレートは日本時間の30日午後1時時点で、1米ドル=4,128リエル(約146円)となっている。

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