富山県内、最高値を更新 ガソリン187円20銭

 経済産業省は30日、レギュラーガソリン1リットル当たりの平均小売価格(28日時点)を発表し、富山県は187円20銭(前週比1円40銭高)で2004年の調査開始以来、最高値を更新した。値上がりは11週連続。原油高騰や円安、政府が価格抑制のための補助を段階的に縮小したことが響いた。

 政府、与党は家計負担の軽減に向けた価格高騰対策を検討しており、9月から補助を拡充する方針。当面の価格を170円台に抑える案が浮上している。電気・都市ガス代向けの補助金と合わせ、同月末の期限を延長して支援を継続する。

 県内のレギュラー平均価格はこれまで08年8月の186円60銭が最も高かった。全国最高は194円の長野県、最安は180円90銭の岩手県だった。

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