【MLB】エンゼルスがシーソーゲームを制し連敗ストップ 大谷翔平は1安打1打点

写真:大谷擁するエンゼルスがシーソーゲームを制した

8月30日(日本時間31日)にフィラデルフィアで行われたフィリーズ戦、エンゼルスはお互いに逆転を繰り広げるシーソーゲームの末に10-8で勝利した。

エンゼルス先発は若手左腕リード・デトマーズ、対するフィリーズは左腕クリストファー・サンチェスが先発した。

試合は2回表にエンゼルスが先制。ローガン・オホッピーが二塁打で出塁したところに7番ハンター・レンフローが先制2ランを放った。しかしその裏ブライソン・ストットに安打で出塁を許すと続けざまに死球、四球を出し一死満塁のピンチを作る。迎えた8番ヨハン・ロハスがタイムリーを放つと、9番ギャレット・スタッブスの併殺崩れの間に同点に追いつかれる。

5回表には先頭のレンフローの二塁打から、続くエデュアルド・エスコバーの内野安打でチャンスを広げる。無死一、三塁から9番アンドリュー・ベラスケスはセーフティスクイズを選択。この打球を投手サンチェスがつかみ損ねたことでオールセーフの勝ち越しに成功する。さらに二死一、二塁となってから大谷翔平がライト前タイムリーを放ち、続くブランドン・ドルーリーもタイムリーでエンゼルスは3点のリードを奪う。5回裏にはこの回から代わっていた二番手のドミニク・リオンが一死三塁からニック・カステヤノスにタイムリーを打たれリードは2点に。

6回裏、二死一、二塁のピンチを作ったところでこのシリーズ絶好調のトレイ・ターナーを迎え、エンゼルスは4番手レイナルド・ロペスを火消しとして投入。しかし投じた2球目に対しあっさり3ランを打たれ逆転を許す。

8回表には大谷、ドルーリーの2者連続四球に加えランドール・グリチックの安打で満塁のチャンスを作る。オホッピーは内野フライに倒れたものの、今日好調のレンフローが2点タイムリーを放ちエンゼルスは逆転に成功。ところが8回裏、5番手で登板したマット・ムーアが二死一塁からブライス・ハーパーに逆転2ランを浴び、エンゼルスは再び1点ビハインドの展開に。

度重なる逆転を許し万事休すかと思われたが、ここからさらに大どんでん返しが待っていた。9回表エンゼルス打線はフィリーズ守護神クレイグ・キンブレルを攻め立てる。代打で登場したマイク・ムスタカスが振り逃げで出塁するとノーラン・シャニュエルが球団新記録となるデビューから10試合連続の安打を放ち無死一、三塁とチャンス拡大。ルイス・レンヒーフォが犠牲フライを放ちまずは同点に追いつくと、続く大谷は三球三振に倒れたもののドルーリーが勝ち越しの決勝2ランを放ち試合を決めた。

このシリーズ2試合連続で逆転負けを喫していたエンゼルス。ターナー、ハーパーにはそれぞれ3試合連続となるホームランを打たれたものの、この試合2度の逆転を許すシーソーゲームを打線の力で制した。これで連敗は「3」でストップ。明日は試合が予定されていないため、エンゼルスの8月全日程が終了。トレード期限での補強から主力のウェーバーまで転落していった激動の1カ月は8勝19敗という苦い結果に終わった。

本日の大谷は4打数1安打1打点1四球2三振。今季成績は打率.307、44本塁打、95打点、OPS1.071、19盗塁となった。

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