販路開拓へ技術PR めぶきFGが商談会 茨城・つくばで

参加企業が技術をPRした商談会=つくば市竹園

めぶきフィナンシャルグループ(FG、東京、秋野哲也社長)傘下の常陽銀行(茨城県水戸市)と足利銀行(栃木県宇都宮市)の技術商談会「ものづくり企業フォーラム」が30日、茨城県つくば市竹園のつくば国際会議場で開かれた。茨城県や栃木県を中心としたものづくりに関する企業が、販路開拓に向け自社の技術や製品をアピールした。

開催は7回目。パネル出展が191社、予約商談が208件で、約1400人が来場した。秋野社長は冒頭の式典で「数多くの商談が生まれ、持続的な事業拡大や競争力の強化、さらに地域産業の活性化につながることを願っている」と述べた。

今回は、温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」をテーマに掲げた。経済産業省による発表では、カーボンニュートラル実現に向けた政府の方針や取り組みが紹介された。

商談会では、工作機械の部品設計、製作を手がける大塚製作所(水戸市)が、研磨技術や加工技術の精度をアピールした。同社の根岸貴史社長は「技術をしっかり理解してもらい、近隣市町村の企業との関係も深めることができた」と収穫を話した。

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