豊後高田市でアートとクリームソーダ楽しんで ギャラリー入場券とセット販売【大分県】

「クリームソーダを味わい、美術館巡りも楽しんで」と呼びかける関係者=豊後高田市

 【豊後高田】豊後高田市観光まちづくり会社は市内のギャラリー3館の入場券と、昭和の町商店街の飲食店でクリームソーダ1杯が楽しめる「アート&クリームソーダクーポン」を販売している。半額程度の料金で、最新技術を使った芸術と昭和レトロの両方を体験できる。

 3館は▽チームラボギャラリー昭和の町(新町)▽同ギャラリー真玉海岸(臼野)▽不均質な自然と人の美術館(見目・長崎鼻リゾートキャンプ場内)。

 クリームソーダは18店舗で味わえる。抹茶やカボスはちみつを使うなど店ごとに工夫を凝らしている。

 中央通のカフェ&バー「彩路」では、口の中ではじけるラムネを使った「ラムネソーダクラッシュ」を提供する。店主の宇留嶋雅章さん(49)と友美さん(42)夫婦は「炭酸とラムネのシュワシュワが一体となった不思議な感覚が楽しめる。店で着物の着付けもできるのでレトロな町並みを満喫してほしい」と呼びかけている。

 クーポンは大人が1200円、小中高生が千円(税込み)。入場券とクリームソーダを別々に購入すると約2千円になるが、半額程度になる。使用期限はない。3館で購入できる。

 若い世代で昭和レトロがブームとなり、昭和の町に若者が増えていることから、交流サイト(SNS)で発信してもらおうと、昨年から企画している。

 市観光まちづくり会社の小池悠介さん(41)は「写真映えするスポットがたくさんある。昭和の町に遊びに来て、そのまま市内を周遊してほしい」と話している。

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