元NY市長による名誉毀損認定 大統領選不正主張で、連邦地裁

 【ニューヨーク共同】2020年米大統領選で不正があったとのジュリアーニ元ニューヨーク市長の主張で名誉を傷つけられたとして、選挙関係者2人が損害賠償を求めた訴訟で、ワシントンの連邦地裁は30日、名誉毀損を認定した。米メディアが伝えた。今後、賠償額を審理する。

 ジュリアーニ氏はトランプ前大統領の弁護士を務めていた。トランプ氏が敗北した20年大統領選で、選挙関係者2人が南部ジョージア州アトランタでの集票作業中に数千票を不正に加えたとの陰謀論を展開していた。大統領選の結果を覆そうとしたとしてジョージア州の大陪審に起訴され、刑事責任も問われている。

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