長崎県立大に不正アクセス 個人情報6500人分 漏えい恐れ

 長崎県立大は30日までに、利用しているサーバーが不正アクセスを受け、保管していた学生ら6500人分の個人情報が漏えいした恐れがあるとホームページで発表した。
 不正アクセスを受けたのは、同大の必修科目「しまなび」プログラムで使用するeラーニングシステムのクラウドサーバー。4日に同大のホームページを通じ外部から、不正アクセスの可能性があるとの指摘が寄せられた。
 同大によると、漏えいの恐れがあるのは、2016年度以降にシステムを利用した学生や教員、地域連携者の個人情報。氏名、性別、電話番号、メールアドレス、特定科目の成績または評価指標などが含まれている。これらを悪用される被害は現時点で確認されていない。
 同大は該当者にメールなどで報告した。外部の業者に委託し不正アクセスの原因などを調べている。「迷惑をかけ申し訳ない。判明した内容を適宜公表し対応していく」としている。

© 株式会社長崎新聞社