ピチピチ 伊勢エビ漁最盛期 格安販売や特別メニューも 9月1日から「のもざき伊勢エビまつり」

漁が最盛期を迎えている伊勢エビ=長崎市野母崎地区

 長崎県長崎市の野母崎地区で伊勢エビ漁が最盛期を迎えている。地元では9月1日から1カ月間、第24回「のもざき伊勢エビまつり」が開催。特別価格で購入したり、飲食店で特別メニューを味わえたりする。同3日には、つかみ取りなどのイベントもある。
 同地区は餌になる貝類が豊富で、エビの甘みが強いという。漁の最盛期は4~5月と8~9月。今月21日に解禁された。26日早朝、伊勢エビ漁歴約35年の馬場広徳さん(63)と大将(まさる)さん(29)親子が軍艦島近くに出漁。前日仕掛けた刺し網を手で引き上げると、ピチピチと跳ねた。
 まつりは市や野母崎三和漁協などでつくる実行委が主催。同漁協の活魚流通センター(脇岬町)では1キロ(約2~4匹)を通常より2割ほど安い7020円で販売し、先着500人を送料無料とする。
 地区内の8店舗で伊勢エビの刺し身やトルコライスなどを提供。市のホームページで対象店舗を確認でき、予約が必要な店もある。
 3日のイベントは長崎のもざき恐竜パーク(野母町)で開く。つかみ取り(500円)は小学生以下を対象とし午前10時、じゃんけんで100人を抽選。伊勢エビが半身入ったみそ汁も400杯用意。チケット(1枚500円)を午前9時から先着順で販売し、同11時から提供する。
 同実行委の岡部聖二会長は「4年間コロナ禍であまりPRできなかった。恐竜パークもできた新しい野母崎を楽しんでほしい」とPRしている。同実行委(電095.893.1111)。

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