東武百貨店に「栃の味ショップ」オープン 県産材料使った食品80種以上並ぶ

31日にオープンする「栃の味ショップ」=30日午前、東武宇都宮百貨店

 県内中小の食品関連企業11社で構成するとちぎ食のブランド発掘協同組合(小池泰史(こいけやすふみ)代表理事)は31日、東武宇都宮百貨店宇都宮本店地下1階に「栃の味ショップ」をオープンする。県産原材料を使用した食品80種類以上を取りそろえ、本県産の食品の魅力を県内外に発信する。

 同団体は本県の食文化を広く発信しようと2018年に設立された。これまでに、大谷石採掘場跡地や大谷石製の石室で熟成させた肉製品、みそ、野菜などを、新たなブランド品としてEC(電子商取引)サイト「栃の味オンラインショップ」などで販売してきた。

 同百貨店は県内外から多くの来店客が訪れるため、効果的に魅力を発信できると考え、販売拠点を設けた。

 開設したのは食品売り場の一角。プレオープンとなった30日はハム、ウインナー、みそ、スイーツなどが並んだ。

 栃の味ショップについて小池代表理事は「地元の原材料を使用した商品をふんだんにそろえた。県産食品の魅力発信の基地にしたい」と話した。

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