フォークリフト栃木大会 落合さん二連覇 再び全国上位へ岡さん

フォークリフト運転競技栃木県大会が15日に陸災防栃木県支部(石塚安民支部長)の主催で開催され、昨年優勝の落合信彰さん(ロジスティード関東)が大会二連覇を飾った。久しぶりに選手所属の各社応援団が見守るなかでの表彰式が行われ、上位入賞者への拍手に包まれた。
 準優勝に秋吉龍也さん(バンテックイースト)、3位は佐野尚さん(ロジスティード関東)と、1位から3位は前年大会と同じ顔ぶれとなった。
 この成績を踏まえ来たる10月に開催される全国フォークリフト運転競技大会に落合さんを県代表選手に推薦することを決めた。また、女性の部から成績優秀だった岡茉里奈さん(センコー)を昨年に続き推薦した。岡さんは昨年県大会4位、全国大会では女性部門に出場し全国5位入賞に輝いている。

 全国大会に向け
 学科の力伸ばす
 二十代最後の年に2連覇を達成した落合さん。昨年の全国大会は、学科競技の準備不足が悔いを残したという。その反省を胸に今回予選に臨み、手応えはあるが「まだ学科の力を伸ばさなくては」と気持を引き締めた。全国での経験が兜の緒を締めるよう戒める。
 日々の業務はトラックなどから輸送される製品をフォークリフトで格納作業するオペレーター。パレットへ爪入れの際、商品に接触しないよう水平に保つことを心がける。
 周囲の安全を、声を出して確認する指差呼称は大切な業務と力をこめた。「大会出場者として他の模範になる」。
 岡さんも昨年に続き全国大会出場への推薦が決まった。きょうの県予選大会は実はあきらめムードがあった。前年に比べると練習量が少なく、自信が持てなかったからだ。
 全国大会へは、「出場するからには前回成績を上回りたい」とチャンスを生かす気持ちは十分。落合さん同様に学科の勉強が足りないと感じている。
 業務の合間を利用して勉強し、他の営業所にいる全国経験者の先輩から指導を仰ぎ腕を磨く考え。

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