中国・碧桂園、債務延長巡り交渉 デフォルト回避目指す

中国不動産大手、碧桂園によるマンションの建設現場=18日、中国天津市(ロイター=共同)

 【北京共同】経営難に陥っている中国不動産大手碧桂園がデフォルト(債務不履行)の回避に向け、債権者との交渉を進めている。米ブルームバーグ通信によると、39億元(約780億円)の人民元建て債券の償還期限延長などに関し、債権者による投票を31日まで実施。碧桂園側は2026年までの延長を求めているとみられ、債権者から同意を得られるかどうかが当面の焦点となる。

 これに先立ち、碧桂園はドル建て債券2250万ドル(約33億円)の利払いを実施できなかった。中国恒大集団に続き不動産大手の苦境が鮮明になる中、ドル建て債券も来週には利払いの猶予期限を迎えるという。

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