FRB議長、9月利上げ明言せず 米、市場は見送り優勢

米FRBのパウエル議長

 【ジャクソンホール共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は25日、米西部ジャクソンホールでの講演で、今後の利上げの判断は経済指標の結果次第だとして、従来の姿勢を強調した。9月の次回の政策決定で利上げするかどうかは明言しなかった。それまでに雇用統計や消費者物価指数の公表を控えており、結果が焦点となる。

 金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)は9月19~20日。市場の予想では、9月は利上げ見送りの見方が優勢だ。年内には9月を含め、3回のFOMCが予定されている。

 雇用統計は9月1日に、8月の消費者物価指数は13日に発表される。

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