システム設定誤りで介護保険料を過徴収、29人に計51万円を返還 滋賀・守山

守山市役所

 滋賀県守山市は31日、2017~23年度の税の修正申告に伴い介護保険料の算定誤りが一部あったと発表した。保険料を本来の額より多く納付した29人(計約51万円)に対し返還を行い、本来の額より多く還付した13人(同24万円)は時効のため請求しない。

 市によると、対象者は保険料を年金天引きで納付していた市民の一部。本来は5月11日までしか保険料の変更決定を通知できないが、7月1日まで行っていた。原因はシステム設定の誤りとしている。このほか、17年度については18年3月末までの修正申告を対象にする算定誤りがあったという。

 市介護保険課は「対象者に深くおわび申し上げる。改めて関連法令の適正な運用について確認し、再発防止に努める」としている。

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