カンタス欠航チケット大量販売か 8千便以上、巨額罰金も

豪メルボルン空港に駐機するカンタス航空機=2018年11月(ロイター=共同)

 【シドニー共同】オーストラリアの競争消費者委員会は8月31日、同国のカンタス航空が、あらかじめ欠航が決まっていた8千便以上の航空券をそのまま販売し、消費者を欺いたとして同社を連邦裁判所に提訴したと発表した。便を変更したり、割高な運賃を支払ったりして「数万人の旅行計画に影響を与えた可能性がある」とみている。

 競争委の訴えが認められれば、カンタスは巨額の罰金を科される可能性がある。カンタスは「競争委の申し立てを深刻に受け止めている」とした上で、新型コロナウイルス流行が人員不足などの大きな混乱をもたらしたとする声明を出した。

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