4年前の参院選を巡り、河井克行元法務大臣から現金70万円を受け取ったとして、広島地裁が元広島市議に「罰金40万円」などの有罪判決です。
判決を受けた元広島市議の藤田博之被告は、河井克行元法務大臣から妻の案里元議員を当選させる目的で、2回にわたりあわせて70万円を受け取ったとして、起訴されていました。藤田被告はこれまで、受け取った現金は「選挙運動の報酬ではない」と主張…。さらに検察の供述誘導ともとれる違法な司法取引があったとしていました。
31日の公判で後藤有己裁判長は、藤田被告が現金を案里元議員の選挙運動の報酬と認識していたと指摘。そして供述誘導の主張について、「違法とはいえない」などとして、「罰金40万円」などの判決を言い渡しました。この事件では、既に地方議員ら9人が裁判を受け、5人が有罪となっています。
《2023年8月31日》
