「こういうのがあるとみっともない」市民も怒り　徳川家康ゆかりの公園や街なか11か所に落書き　静岡市が被害届提出へ

静岡市中心部の駿府城公園や市役所周辺であわせて11か所の落書き被害が確認され、市は警察に被害届を提出する方針です。

＜駿府城公園おでんやおばちゃん店主杉浦孝さん＞
「この濃さで波打って、結構大きな動作ですよね」
Q.これだけ大きな規模の落書きは?
「見たことないし、なかったもんで、これだけ目立つ」

静岡市葵区の駿府城公園の中で、おでん屋を営む男性は8月30日午前10時半ごろ、店の近くのトイレに落書きを発見、市に通報しました。トイレの壁一面に黒色のスプレーで書かれたのは、アルファベットと何かの絵柄でしょうか。読み解くことはできません。

＜武前愛香記者＞
「静岡市役所前の青葉通りです。こちらでも似たような落書きが複数発見されています」

この落書き、静岡市の中心市街地で相次いで発見されています。

市によりますとローマ字や矢印などを描いた同様の落書きは、市役所前の案内板や通称・青葉通りの支柱など約700mの区間で11か所確認されました。市は落書きの内容が似ていることなどから、同一人物による可能性もあるとみて、警察に被害届を提出する方針です。

＜駿府城公園おでんやおばちゃん店主杉浦孝さん＞
「家康関連でいろんな人が駿府城公園に来てくれているので、せっかく家康のいい場所だと市民が誇りをもって表現できる場所でこういうのがあると、みっともない」

静岡市によりますと、落書きは凹凸のある壁にスプレーなどで書かれ、塗料を重ねることでしか消せない場所もあり、ただのイタズラでは済まない処理が必要になっています。