「少しずつだが続いている」静岡市北部の大規模地すべりでドローン調査 断水地域に飲料水配布も

静岡市北部の諸子沢(もろこざわ)地域で確認された大規模な地滑りによって周辺の住宅では断水が起きるなど影響が続いています。市はドローンを使った現地調査を実施しました。

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諸子沢地域の一部の住宅では、地滑りの影響で配管が壊れたことで、8月24日から断水が続いていて静岡市の職員が飲料水を配布しています。

<住民>
Q.この時期風呂に入れないのはきついですね?
「それだけは不便ですね」

市は、現場の状況を見ながら、8月29日以降、仮復旧作業を行なう予定です。

諸子沢地域の大規模な地滑りは大久保沢(おおくぼさわ)の上流部で発生し、崩れた土砂は、1.5km先の市道にまで到達しました。この影響で、日向諸子沢線(ひなた もろこざわせん)の一部が通行止めとなり、周辺の19世帯を対象に、一時、避難が呼びかけられました。

静岡市は8月28日、ドローンを飛ばして地すべりの進行状況を確認しました。

<静岡市治山林道課 平井勇三主査>
「少しずつ徐々にではあるが(地滑りの)進行はしている」

市は今後、センサーやカメラを設置して河川を監視し、異常が確認された場合は速やかに避難を呼びかける方針です。

また、県と連携して3次元測量を実施して、崩壊した土の量などの詳細を把握したうえで復旧方法を検討するとしています。

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