【カンボジア】24年最賃を盂蘭盆までに決定、労働省が方針[経済]

カンボジア労働省は、縫製、履物、旅行用品産業に適用される2024年の法定最低賃金を10月1~3日のプチュンバン(盂蘭盆)までに決定したい考えを示している。クメール・タイムズ(電子版)が8月30日伝えた。

イット・サムヘン労働相が同29日、1万8,000人の工場労働者が参加した会合で明らかにした。同会合の議長を務めたフン・マネット新首相は、プチュンバン前に最低賃金を決定し、労働者の生活改善に取り組むよう指示したという。

カンボジアでは、24年の最低賃金設定に向け、政府、労働者、雇用者による三者協議が進められている。イット・サムヘン氏は政府と労使で構成する国家最低賃金委員会(NCMW)の委員長を務める。

23年の縫製、履物、旅行用品産業の最低賃金は月額200米ドル(約2万9,000円)に設定されている。

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