「おばあちゃん」シスターズ見参 23日、老人クラブ大会初出場 砺波・出町いきがいセンター

合唱の練習に励む出町生きがいセンターシスターズ=砺波市表町

 砺波市出町地区の女性らが「出町いきがいセンターシスターズ」を結成し、9月23日に市文化会館で開かれる老人クラブ大会に初出場する。「おばあちゃん」のメンバーは大会の発表を励みに、元気はつらつ練習に張り切っている。

 出町いきがいセンターシスターズは、同センターに通う出町地区の高齢者17人でつくり、平均年齢は80歳程度。メンバーはこれまで同センターで音楽を楽しみ、年末のクリスマス会に参加する程度で、大きな舞台を踏んだことがなかったが、5月に大会出場が固まり、急きょ「シスターズ」を結成。毎週木曜日の午後に1時間程度、合唱やハンドベル合奏の練習に精を出している。

 メンバーは一度もハンドベルを経験したことがなかった人がほとんどで、同センターの金山已知代さん(75)=広上町=や、音楽療法講師の安念ゆたかさん(77)=三島町=の指導を受けながら、和気あいあいと練習を楽しんでいる。

 関係者によると、メンバーらは「大会は生涯の思い出になる」と心の張りになっているようで、半分ドキドキ、半分楽しみにしながら大会を待っており、「うまくいったら、施設に慰問でも行こう」との声も漏れているという。

 大会当日は「もみじ」や「見上げてごらん夜の星を」で合唱を、「大きな古時計」「赤鼻のトナカイ」でハンドベル合奏をそれぞれ披露する。出町老人クラブの柴田弘子副会長は「上手ではないかもしれないが、和やかに合唱や合奏を披露し、いきがいセンターの活動を知ってほしい」と話した。

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