イギリス『デイリーメール』のポッドキャスト『It’s All Kicking Off』において、今夏アーセナルに移籍したドイツ代表FWカイ・ハヴァーツについて議論が交わされた。
ハヴァーツは今夏、6500万ポンド(約119億7860万円)の移籍金でチェルシーからアーセナルに移籍した。しかしここまで、その移籍金に見合ったパフォーマンスを見せているとは言い難い。
このドイツ代表FWについて、番組に出演した元イングランド代表FWクリス・サットン氏は「ハヴァーツに対しては、短期間で多くのアーセナルファンが突然、非常に否定的になった。これは彼にとって非常に不公平なことだと思う」と擁護。
しかし一方で「ハヴァーツがアーセナルを助けているとは思わない」とも断言。「彼にはチームに適応してさらに成長する時間が必要だ。ミケル・アルテタ監督にとって、当面はこの点が問題になると私は見ている」と語った。
また、同じく出演者である『デイリーメール』のフットボール部門編集者イアン・レディマン氏は、多くのアーセナルファンがハヴァーツを批判している理由について、彼がアーセナルのライバルチームであるチェルシーから加入した選手であることが関係していると分析した。
「アーセナルの監督がチェルシーから選手を獲得した場合、その選手はうまくやらなければならない。それができなかったのがウィリアンのケースだ。彼には十分な時間が与えられなかった。しかし今年1月、ジョルジーニョがチェルシーからアーセナルに加入し、彼は見事に機能した。ハヴァーツも同じようにやらなければならない。アーセナルファンから見れば、ハヴァーツはチェルシーから見限られた選手だ。だからなおさら、彼は全力で取り組まなければならない」
それでもレディマン氏はハヴァーツに期待を寄せているようで、最後には次のように語っている。
「これまでは輝きを見せていなかった。SNSでは、彼が4ヤードのパスに失敗した場面を切り取った動画が出回り、多くの人が閲覧している。そういうことが起こってしまうんだ。彼は素晴らしい選手だと思う。今後はアーセナルでいいパフォーマンスを見せてくれると思う」